久保建英、三笘薫、鎌田大地...欧州サッカー日本人選手一覧 新シーズンの展望は? (3ページ目)
【レギュラー&さらなるステップアップを狙う選手たち】
オランダ(UEFAカントリーランキング6位)
上田綺世 (FW/フェイエノールト)
小川航基 (FW/NECナイメヘン)
佐野航大 (MF/NECナイメヘン)
三戸舜介 (MF/スパルタ)
毎熊晟矢 (DF/AZ)
フェイエノールト2年目となる上田綺世はさらなる飛躍を期待。昨季は5得点2アシストと結果を残したが、上田の実力としてはまだ物足りない。常にビッグクラブへの移籍が噂される、ライバルのFWサンティアゴ・ヒメネスからポジションを奪えるか。
サウサンプトンへ移籍した菅原のあとを埋める形でセレッソ大阪からAZへ毎熊晟矢が加入した。日本代表で同ポジションのライバルとなる毎熊が、菅原以上のインパクトを残せるかにも注目したい。
ポルトガル(UEFAカントリーランキング7位)
守田英正 (MF/スポルティング)
福井太智 (MF/アロウカ)
藤本寛也(MF/ジル・ヴィセンテ)
スポルティングで3シーズン目となる守田英正は、今季もチームの中心を担う。リーグ連覇はもちろん、今季はチャンピオンズリーグ(CL)を戦うチームをどれだけ牽引できるか。
ベルギー(UEFAカントリーランキング8位)
伊藤涼太郎(MF/シント=トロイデン)
藤田譲瑠チマ(MF/シント=トロイデン)
山本理仁(MF/シント=トロイデン)
小川諒也(DF/シント=トロイデン)
谷口彰悟(DF/シント=トロイデン)
小久保玲央ブライアン(GK/シント=トロイデン)
明本考浩(MF/ルーヴェン)
金子拓郎(MF/コルトレイク)
高嶺朋樹(MF/コルトレイク)
藤井陽也(DF/コルトレイク)
町田浩樹 (DF/サン=ジロワーズ)
伊藤敦樹(MF/ヘント)
横田大祐(MF/ヘント)
渡辺剛 (DF/ヘント)
シュミット・ダニエル (GK/ヘント)
今季のベルギーも15人と日本人がもっとも多くプレーする。6人の日本人選手が所属するシント=トロイデンには新たに谷口彰悟、小久保玲央ブライアンが加入。さらにコルトレイクに高嶺朋樹が加入。浦和レッズから伊藤敦樹のヘント移籍も決まり、日本人の実力者が続々とベルギーへ渡った。
そのなかでもパリ五輪でU-23代表の正GKを務めた小久保が、シント=トロイデンでさらなるステップアップへの足がかりを掴めるシーズンとなるかに注目だ。
スコットランド(UEFAカントリーランキング11位)
小田裕太郎 (FW/ハーツ)
古橋亨梧 (FW/セルティック)
前田大然 (FW/セルティック)
旗手怜央 (MF/セルティック)
岩田智輝 (DF/セルティック)
小林友希 (DF/セルティック)
5人の選手が所属するセルティックは、今季も日本人の活躍が楽しみなクラブだ。開幕戦では古橋亨梧、旗手怜央が先発し、旗手は今季初ゴールを記録した。第2節では前田大然が途中出場し、岩田智輝は2試合ともベンチを温めた。一方で昨季から構想外となっている小林友希はJリーグから獲得オファーが届くなど、去就に注目が集まる。
プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
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