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久保建英とイ・ガンイン、CLで日韓至宝対決実現 ソシエダはPSGに屈す

  • 中島大介●取材・文・撮影 photo&text by Nakashima Daisuke

 3月5日、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2戦、レアル・ソシエダ対パリ・サンジェルマン(PSG)戦が行なわれた。ソシエダの久保建英はフル出場したが、奮闘むなしくチームは1-2で敗戦、逆転での8強進出を逃した。

 第1戦を2-0で落としていたソシエダは、早い時間帯での得点で勢いに乗りたかったが、前半15分、相手のエース、キリアン・エムバペに先制点を奪われてしまう。後半16分にも得点を決めたエムバペは、圧倒的なスピードとテクニックで勝負を決定づけた。

 ホームサポーターの前で一矢を報いたいソシエダは、後半44分、ミケル・メリーノが意地のゴールを決めたが、トータルスコア1-4でフランスの強豪に力の差を見せつけられ屈した。

 右サイドに入った久保は、主導権を握られてパスが届かない展開が続くと、ボールを要求し、苛立ちを見せるシーンも。それでも劣勢のなか、ソシエダの攻撃を牽引。唯一の得点も、久保が起点となってゴールを導いた。久保がキッカーを務めたコーナキックのこぼれ球を自らサイドでキープ、迫る相手を前に冷静にボックス内へパスを送った。ボールを受け取ったベニャト・トゥリエンテスのシュート性のクロスはキーパーに弾かれたが、メリーノが冷静に蹴り込んだ。

 両チームのエースとして久保とエムバペの競演が注目を集めたが、この試合では、エムバペの圧倒的な個の力を見せつけられる結果となった。

この記事に関連する写真を見る また、後半からPSGのイ・ガンインが途中出場すると、日韓の至宝対決という側面も見られた。マジョルカ時代にはチームメイトになっており、友好な関係を築く同世代のふたりが、CLの舞台でボールを奪いあった。

「UEFAチャンピオンズリーグ」ベスト16がスタート
久保建英擁するR・ソシエダはPSGと対戦
「UEFAヨーロッパリーグ」では三笘薫、遠藤航らが出場

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著者プロフィール

  • 中島大介

    中島大介 (なかしま・だいすけ)

    1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。

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