三笘薫、代表戦前とは別人のような動き EL2位以内確保もブライトンは茨の道が続く (2ページ目)
【安定したプレーを披露している守田】
だが、ELはトーナメントに入ると難敵が待ち構える。リーグ戦の前戦マンチェスター・シティ戦からメンバーを9人入れ替えて臨んだこの日の試合のようにはいかない。ベストメンバー色の濃い編成で臨む必要が生まれる。そのときに遠藤はどれほど出場することができるか。ELのグループリーグ6戦目は、町田が所属するサン・ジロワーズとの一戦になる。
CL、ELともに、欧州カップ戦の真の勝負は決勝トーナメントだ。ブックメーカーのEL優勝予想で大本命に推されているリバプールにとっては絶対に負けられない戦いが続く。そこにどれほど日本人選手は出場できるか。選手としての価値はそれで決まる。
守田所属のスポルティングはアウェーでアタランタに1-1で引き分け、グループ2位でCL各組3位チームとのプレーオフに回ることが決まった。第1戦のホーム戦は1-2でアタランタ。スポルティングは合計スコアで同点に追いつこうと、1-1にすると、その後も猛然と攻めた。守田はその中心選手として安定したプレーを披露。ベルガモのファンの目に残像を焼きつけたに違いない活躍だった。しかし、スポルティングは合計スコアで当該チームであるアタランタに並ぶことができず、グループDで2位に終わる。
守田は日本代表が4-2-3-1を敷けば、遠藤と守備的MFとして並んで構える関係にある。遠藤に負けるわけにいかないと、欧州の上位クラブでプレーする機会を虎視眈々と狙っているはずだ。スポルティング対リバプールの日本人対決が、決勝トーナメントで実現することを期待したい。
堂安は5-0で大勝したオリンピアコス戦でフルタイム出場をはたしている。後半32分には5点目のゴールを叩き出し、2位以内確保に貢献した。
町田所属のサン・ジロワーズは、トゥールーズに0-0で引き分け、グループEで3位につけている。勝利が求められる次戦はリバプール戦。遠藤との対決が見られそうである。
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