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久保建英に過密日程の重圧 スペイン人記者が今季ここまでの貢献度を計算した (2ページ目)

  • イケル・カスターニョ・カベージョ●取材・文 text by Iker Castaño Cabello

【久保が抜けると影響は大きい】

 現在、チーム練習は週2試合あることを考慮し、フィジカル面よりも戦術面に重点を置いたものになっており、新たな負傷者が発生しないように、細心の注意が払われていると思われる。

 ここまでケガすることなく順調にプレーしてきた久保だが、過密日程を過ごしているため、常にそのリスクを抱えている。実際に負傷した場合、ラ・レアルはどのような影響を受けるのだろうか――。

 チームはこれまで4-3-3をベースに戦っているが、今季何度か採用している中盤ダイヤモンドの4-4-2にシステムを変更するなど、試合に勝つための代替え案を早急に導き出さなければならないだろう。

 4-4-2に変える場合、アルセン・ザハリャンをトップ下、オヤルザバルを2トップの一角に配置して、攻撃陣を形成することが考えられる。

 しかし各選手のレベルを考えると、4-3-3を維持し、サディクやアンドレ・シウバ、カルロス・フェルナンデス(負傷中)といったストライカーを、オヤルサバル、バレネチェアと前線で組ませるのが最も理にかなった選択肢だろう。

 前節セビージャ戦はオヤルサバルがケガの影響でベンチスタートだったため、イマノルはシステムを変えることなく、サディクを起用していた。

 また久保の代わりとしてモハメド=アリ・チョーにチャンスを与え、右ウイングに起用するオプションもあるが、現在ベストの状態からは程遠く、久保のレベルには全く達していない。

 いずれにしても久保欠場がチームに与える影響は、予想以上に大きいものになると想像できる。

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