マンチェスター・C、パリSGからアーセナルや三笘薫奮闘のブライトン......。欧州サッカー後半戦、注目チームの最新フォーメーション (3ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

【ブライトン】

プレミアリーグ:6位
(20試合/10勝4分6敗/38得点27失点/勝点34)

この記事に関連する写真を見るFW:ウェルベック(ファーガソン) 
MF:三笘(エンシーソ)、ララーナ(サルミエント)、マーチ(モーラン) 
MF:マック・アリスター(ギルモア)、カイセド(グロス) 
DF:エストゥピニャン、コルウィル(ファン・ヘッケ)、ダンク(ウェブスター)、ランプティ(フェルトマン) 
GK:サンチェス(スティール)

 英国南岸のビーチタウンを本拠とするクラブが上昇を続けている。5シーズン前にプレミアリーグに初挑戦し、4シーズンは下位でなんとか残留を遂げたが、昨季に9位に浮上。昨年9月にその立役者グレアム・ポッター監督をチェルシーに引き抜かれても、気鋭のイタリア人指揮官ロベルト・デ・ゼルビを迎えて、さらに進化を遂げている印象だ。

 なかでも新監督が左ウイングに固定したことにより、三笘薫がブレイクを果たし、最近では毎試合のように途轍もないパフォーマンスを披露している。その後方でサポートするペルビス・エストゥピニャンも夏に加入して主力となり、昨年12月には18歳のエバン・ファーガソンがデビューし5戦3発。

 ギャンブルで財を成した英国人オーナーが、数学の天才を集めてリクルーティングや経営に生かしているという。それを踏まえると、冬にレアンドロ・トロサールを手放しても、ヤシン・アヤリやファクンド・ブオナノッテという今は無名の新戦力が、いずれその穴を補えるようになるかもしれない。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る