日本代表戦にブラジル国内で懐疑の声。一方、ネイマールらは羽を伸ばして絶好調だったが... (3ページ目)
ネイマールは朝までクラブで......
今回の遠征は、ほぼカタールを戦うであろう最終メンバーで組まれている。今後11月までに入れ替わったとしても1、2名だろう。このチームの何よりの強みは、代表内でほぼ2つのチームを作れることである。CL組が遅れたことは、チッチにとってはラッキーだった。ターンオーバーを試すいい口実ができたからだ。韓国戦と日本戦では、多ければ9人の選手が入れ替わるだろう。もちろん、日本戦のほうがベストメンバーに近い。
ブラジルの次世代を担うリシャルリソン(エバートン)は、「日本に行くのが楽しみだ」と、ソウルで記者たちに語っている。
昨年の夏、ブラジルは東京五輪で金メダルを勝ち獲っている。リシャルリソンのほかにもブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)、マテウス・クーニャ(アトレティコ・マドリード)、ラフィーニャ(リーズ)、ギリェルミ・アラーナ(アトレティコ・ミネイロ)の5人のオリンピアンが今回、代表入りをしている。彼らにとって、東京は縁起のいい場所だ。
「日本に帰れるのが楽しみだ。チャンピオンになった場所にまた帰るのは嬉しい。一歩、東京に足を踏み入れたら、オリンピックのあのエネルギーの波がまた俺に戻ってくるだろう。東京で俺は王様だった。もう一度そこでいいプレーしたい」と、リシャルリソンは言う。
「アジア遠征は意味がない」と叩かれていると述べたが、私は大きな効能を持っていると思う。今回、選手たちはほぼ3週間をともに過ごす。ブラジルメディアの批判的な目も気にせず、ともに旅をし、プレーし、そして時にはともに羽を伸ばす。これから一緒に戦っていくチームが互いをよく知り、結束を高めるという点では、とても効果的であると思う。代表メンバーが次にいつ集まれるかはわからないだけに、貴重な時間である。
ブラジルの多くの選手たちは、先週土曜のオフ日、ソウル郊外のテーマパーク、「エバーランド」で過ごした。絶叫マシンに興奮する選手たちの動画を、ネイマール(パリ・サンジェルマン)が自身のSNSにアップしている。
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