鎌田大地、小野伸二以来の高みへ。EL準決勝で光ったインテリジェンス (3ページ目)
ボールを受けた時の鎌田は、猛者たちのなかにいても怯まない。鼻っ柱の強さというのか、ふてぶてしさを感じさせた。死に物狂いのプレッシングを受けても、コーナーフラッグ付近でボールをキープし、敵を外しながらなぶるように味方へつなげるシーンがあった。ひとり少ないながらも気持ちを奮い立たせていた相手に対し、どれだけの精神的ダメージになったことか。一種の自尊心のようなものが、鎌田の値打ちを支えているかもしれない。
5月18日、ヨーロッパリーグ決勝はスペイン・セビージャのラモン・サンチェス・ピスファンで開催される。フランクフルトはスコットランドのレンジャーズと激突。戦力的には互角だろか。
鎌田は、自らのひと振りで勝負を決める気概で挑むはずだ。
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