メッシ加入で年俸総額がエグいPSG。バルサ、レアル、マンUらと比べても高額で経営は大丈夫か (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 たしかに現在は、コロナ禍の影響により、UEFAのファイナンシャルフェアプレーが緩和されているため、ただちにPSGが大きなペナルティを与えられるようなことはない。DNCGも経営破綻するかどうかを基準に監査しているため、今シーズンのPSGが降格処分に遭うようなことも考えられない。

 しかし、たとえメッシの加入で大幅に売り上げを伸ばすことができても、あるいはカタール本国からの財政支援が織り込み済みだとしても、現在の選手人件費はあまりにも高額すぎる。これを放置したままシーズンを過ごせば、いずれメッシを手放さなければならなくなったバルセロナと同じような運命を辿る可能性も否定できないだろう。

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 果たして、コストの大幅削減と選手の売却をどこまで実現できるのか。銀河系化によってファンに夢を与えてくれたPSGが「持続可能性」の追求に舵を切らなければいけなくなる日は、それほど遠くないかもしれない。

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