2021.08.22

メッシ加入で年俸総額がエグいPSG。バルサ、レアル、マンUらと比べても高額で経営は大丈夫か

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(リバプール→)、DFアクラフ・ハキミ(インテル→)、DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード→)、GKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン→)に続き、あのFWリオネル・メッシ(バルセロナ→)が電撃加入したことによって、いよいよ本格的に「新銀河系軍団」と化してきたパリ・サンジェルマン(PSG)。

 クラブがカタール資本になった2011年以降、これまで数々のビッグネームを獲得してきたが、今夏の移籍マーケットにおけるインパクトの大きさは、FWネイマール(バルセロナ→)とFWキリアン・エムバペ(モナコ→)のダブル獲りを実現させた2017年夏を遥かにしのぐものがある。

メッシとネイマールのふたりだけで年棒155億円...メッシとネイマールのふたりだけで年棒155億円... この記事に関連する写真を見る  しかも、当時はネイマールの獲得だけで推定2億2200万ユーロ(約286億円)も投資しているだけに、ハキミの獲得に推定6000万ユーロ(約78億円)+ボーナス1100万ユーロ(約14億円)を投資した以外、ほかの4人をすべてフリー(移籍金なし)で手にした今夏は、これ以上は望めないほどの超効率的な大型補強が実現したと言っていい。

 ただその一方で、獲得費用はかからずとも、彼らに支払うサラリーは莫大な金額になるため、クラブ財政的には大きな負担になることは間違いないだろう。

 たとえば、1年延長オプション付きの2年契約を結んだメッシの推定年俸は、グロス(税込み)で6364万ユーロ(約82億円/スポーツ選手のサラリー調査専門サイト『CAPOLOGY』調べ。以下同様)。もちろん、チーム内トップの高額報酬だ。

 同じく、2年契約のセルヒオ・ラモスは推定2727万ユーロ(約35億円)、5年契約のドンナルンマが推定1818万ユーロ(約23億円)、3年契約のワイナルドゥムが推定1727万ユーロ(約22億円)、5年契約のハキミが推定1455万ユーロ(約19億円)といった具合。つまり、今夏に新加入した5人の年俸を合わせると、ざっと約1億4100万ユーロ(約183億円)の人件費がかさむことになる。