ユーロ2020を「知られざるジンクス」で占う。強豪国に嫌なデータがズラリ (4ページ目)
◆グループF:連覇を目指すフランスに欠けている"優勝の法則"
(フランス、ドイツ、ハンガリー、ポルトガル)
前回大会準優勝、2018年W杯優勝とあって、今大会でも優勝候補の最右翼と目されているフランスだが、今回は厳しい戦いが予想される。というのも、"優勝の法則"を満たしていないからだ。
過去、W杯で2度、ユーロでも2度の優勝を果たしているフランスは、いずれの大会においても、グループリーグでデンマークと同居していた。それが今回、その条件を適えられていないのだ。逆に、同組だと優勝確率0%のドイツと同居。データ的には連覇に向けて黄信号、いや、赤信号が灯っていると言える。
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ここ最近のユーロ優勝国は、スペイン(2008年)、スペイン(2012年)、ポルトガル(2016年)。さらに、2018年に始まった第1回UEFAネーションズリーグ2018-2019ではポルトガルが戴冠を遂げた。近年、欧州圏の大会ではイベリア半島勢が断然の強さを誇っている。
このトレンドから、今大会もスペイン、ポルトガルが有力だが、前回王者のポルトガルは同居すると優勝確率0%のドイツと同組に。もはや優勝の目はないだろう。そうすると、優位なのはスペイン。決勝トーナメントで「開催国と対戦しない」という条件をクリアできれば、史上最多4度目の優勝が見えてくる。
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