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ベイルは本業よりゴルフ好き? 他競技にのめり込むスターたち (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Reuters/AFLO

◆ロナウドは車、メッシ、ネイマールはゲーム。選手はオフに何してる?>>

 現役時代の趣味が高じて、引退後にモーターレースにチャレンジした元サッカー選手も意外と多い。特にこの部門では元GKが多く、たとえば元フランス代表で98年W杯優勝GKでもあるファビアン・バルテズは、引退後にモータースポーツの世界に身を投じると、2013年フランスGT選手権で優勝。その後もル・マン24時間レースに出場するなど、レーシングドライバーとして活躍した。

 また、元スペイン代表GKのサンティアゴ・カニサレスは、現役時代に長く過ごしたバレンシアを拠点にラリードライバーとして活躍。元ポーランド代表GKイェジー・ドゥデクも、プロサッカー選手になる以前から大ファンだったというモータースポーツの世界に転身し、ポーランドの24時間耐久レースなどに出場している。なお、現在マルセイユの監督を務めるアンドレ・ビラス・ボアスも、2018年1月のダカール・ラリーに出場した経験の持ち主として知られている。

 一方、サッカーファンを驚かせるようなスポーツに転身した選手もいる。その典型といえるのが、元トルコ代表として2002年W杯で"時の人"となったイルハン・マンスズだろう。2004年にはヴィッセル神戸でプレーしたイルハンは、フィギュアスケート(ペア)に本格的に取り組み、2014年ソチオリンピックを目指したことが話題となった。

 格闘技の世界で成功を手にしたのは、元フランス代表のビセンテ・リザラズだ。現役時代に数々のタイトルを手にしたフランスサッカー界の名SBは、2009年にヨーロッパにおけるブラジリアン柔術の大会のライト級に出場し、見事に優勝。それ以前にはスケルトンの選手として冬季オリンピック出場を目指すなど、現役引退後に万能アスリートぶりを発揮している。

 格闘技の分野では、ほかに元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼがプロレスラーに転身し、WWEでデビュー。元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドは、38歳でプロボクサーを目指すことを発表し、元世界チャンピオンの指導を受けた。残念ながらプロライセンス申請は却下されてしまったが、その取り組みは本格的なものだった。

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