ブンデスリーガ再開に賛否あるなか、
視聴者数は倍増していた (2ページ目)
サッカー界からの反応は好意的なものが多かった。ミランのズラタン・イブラヒモビッチは、「有言実行。これがドイツ人だ。グラツィエ、ブンデスリーガ!」と自身のSNSに投稿すれば、マンチェスター・シティのドイツ代表、イルカイ・ギュンドアンも「長い空白期間のあとで、ようやくサッカーを見ることができて楽しい」と自身のSNSに投稿した。
ブンデスリーガ関係者の試合後の感想は、ドルトムントCEOのヨアヒム・ヴァツケの次の言葉に集約されるだろう。
「これまでにないほど緊張していた。試合が終わった今は、ホッとしている。幸せで、感謝の念でいっぱいだ」
ヴァツケCEOは、元監督のユルゲン・クロップ(現リバプール監督)やレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長から祝福のメッセージを受け取ったことを紹介しながら、さらにつづけて、「まずは、なによりも政界に感謝している。試合の開催を許可してくれたのだから。コロナ禍のなか、欧州のどこよりも早くリーグ戦を再開できたのは、彼らのおかげだ」と、ドイツリーグ機構(DFL)と交渉しながら、再開の可能性を探った各州、そしてドイツ政府に感謝の念を表した。
ピッチ内への影響はどうだっただろうか。ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督は試合前、「観客がいないため、ホームチームの優位性が失われる」と話していた。今節、ホームチームで勝利したのは、ドルトムントのみ。だが、9試合中5試合で上位陣がアウェーだったため、参考にしづらい面もある。
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