プジョルも久保建英に熱視線。「タケはスペインでも注目の選手だ」 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Minegishi Shinji


 W杯予選を10戦全勝という形で本大会に臨んだが、初戦でスイスに敗れた。だが、これで目が覚めたのかもしれない。準決勝ドイツ戦はプジョルが決勝点を挙げて1−0で勝利し、決勝へと駒を進めた。

「自分が得点しただけでなくて、ドイツ相手に無失点だったのがよかった」

 この大会での思い出は尽きない。

「ポルトガル戦はイケル(・カシージャス)のセーブやビジャの得点もあった。スペインの人たちが思い出すのは準決勝の得点か、決勝のアンドレスの得点だと思う。でもビジャは5点も挙げたんだ。僕たちは最高のチームでファミリーだった。そうでないと優勝なんてできないんだ」

 今年、ヨーロッパの人たちにとって大きなイベントは欧州選手権だ。

「今のA代表はベテランと若手のバランスがいいチームだと思う。ルイス(・エンリケ監督)の健闘を祈っている。彼は実力十分だ。1次リーグで戦うドイツも強敵でいい選手がそろっているし、フランスは若く一体感がある」

 そして、スペイン代表は東京五輪の出場権も獲得している。

「もちろん優勝してほしいけど、代表のメンバーも対戦相手もわからないからなんとも言えないね。オーバーエイジ枠を使うかはまだわからないけど、優秀な選手がそろっている。まだ(オーバーエイジを含めた)五輪代表としては1回も試合をしていないが、たとえ初めて結成したチームでも、スペイン代表は強いと思うよ」

 スペイン代表の躍進を信じて疑わない様子だった。

 現役時代のプジョルといえば、熱く戦う闘将といったイメージだったが、話す様子は穏やかでスマートそのもの。今後どのような形でバルセロナやスペインサッカー界に戻ってくるのか、楽しみだ。

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