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久保建英だけじゃない。欧州を席巻する
フィーゴ級、イブラ級「金の卵」 (2ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Getty Images

 ジョアン・フェリックスは現在、ケガで戦列を離れている。チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16、リバプール戦(第1戦2月18日、第2戦3月11日)に間に合えば、この一戦は面白くなるはずだ。は出場してくるはずだ。このポルトガルの新星を、連覇を狙うリバプールがどう封じるか。番狂わせが起きるか否かの分かれ目はそこにあると見る。

 CLラウンド16でアトレティコ対リバプールと同じ日に対戦するドルトムント対パリ・サンジェルマン(PSG)戦の見どころも同様だ。ひとりの新星が番狂わせのカギを握っているといっても過言ではない。

"格下"と目されるドルトムントで、7番を背負うジェイドン・サンチョ(19歳)がそれにあたる。トリニダード・トバゴ出身の両親を持つイングランド生まれのアタッカー。近年、新星が次々に現れるイングランドサッカー界だが、この選手は別格だ。その最大の魅力はキレキレのドリブル。主に4-2-3-1の3の右サイドから仕掛けるその快活なアクションに、なにより華がある。

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