久保建英が4戦連続で先発を
外れた理由。不振でも限界でもない
マジョルカの久保建英(18歳)に関して、懐疑的な意見が聞こえてくる。
今シーズン、久保はレアル・マドリードと契約後、期限付き移籍でマジョルカに入団。昨年11月からはレギュラーの座を確保していた。しかし今年1月に入ってから、バレンシア戦、レアル・ソシエダ戦、バジャドリード戦と途中出場が続いている。スペイン国王杯のサラゴサ戦は先発したが、チームは精彩を欠いて敗れ、大会から姿を消した。
そして2月9日、第23節の最下位エスパニョール戦も、久保はリーグ戦4試合連続で先発から外れている。1-0とリードを許した展開で途中出場するが、チームを敗戦から救えなかった。
エスパニョール戦に後半途中から出場した久保建英(マジョルカ) 久保は不振に陥っているのか。あるいは限界なのか。
結論から言うが、久保自身は不振でも限界でもない。
ピッチに立った時の久保は、チームの中で格別の存在感を示している。技術的には圧倒的に優れ、それを出せるだけのパーソナリティーも誇示。特に、右サイドでボールを持った時は、相手の緊張が伝わってくるかのようで、ファウル同然のタックルを多く受けている。
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