香川真司は「パスコースが見えている」。
レアルに大敗も指揮官は高評価
スペイン国王杯4回戦。リーガ2部4位のサラゴサは、1部首位レアル・マドリードをホームに迎えた。サラゴサ市の祝日とも重なり、チケットは早々に完売。いつもは試合の趨勢が見えると終了前に帰路につく観客も多いなか、この日は試合が終わっても大多数がスタンドに残った。結果は0-4と、厳しい現実を突きつけられたが、それでも奮闘した選手たちに、温かい拍手が送られた。
スペイン国王杯レアル・マドリード戦にフル出場した香川真司(サラゴサ) 先週末のリーグ戦に出場がなかったことから先発が予想されていた香川真司は、フル出場を果たした。3回戦で久保建英が所属する1部のマジョルカを倒すと、香川は「次はレアルかバルサとやりたい」と意気込みを口にしていたが、実際に対戦することになるとは"引き"の強さだろうか。
香川はサラゴサ入団直後の8月、こんなことを言っていた。
「レアル、バルサとの対戦はもちろんイメージはするけど、(現実的には)考えてない。2部でやるって決めたから、試合に集中して、一回(そういう考えを)シャットアウトしてやっていきたい」
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