安西幸輝が描く未来図。ステップアップして一緒にプレーしたい友がいる (3ページ目)

  • 佐久間秀実●取材・文 text by Sakuma Hidemi

――安西選手は右利きですが、左右で精度の高いキックを蹴られるところが武器ですね。

「もともと左で蹴ることは苦手ではありませんでした。ヴェルディのユースでパス&コントロールの練習を繰り返してうまくなっていったので、その時のトレーニングに感謝ですね」

――安西選手は左右のサイドバック、MFでもプレーができますが、より得意なサイドはありますか?

「あまり変わりませんけど、左サイドでの守備が少し難しいと感じています。右サイドでの守備は、縦への進路を防ぎつつ、利き足の右足を最初に出してボールを奪いにいきます。でも、左サイドでも右足から先に出してしまうと、サイドラインにスペースができて縦に突破されやすくなってしまうので、できるだけ左足から出すように意識しています」

――サイドバックでプレーし始めたのは、いつですか?

「小、中学校時代は主にMFをやっていましたが、高校1年生の時にサイドバックを本格的にやるようになりました。僕は我が強い選手ではなく、うまく周りに合わせてプレーするタイプでしたし、当時はほかの選手よりもスタミナもあったので『サイドバックは自分に合っているのかな』と思いました。

 このポジションは試合中にフリーになることが多く、前に上がるタイミングを見計らってボールを受けられますから、攻撃に面白さを感じています。サイドバックをやり始めた頃は、『守備をやらなくてもセンターバックがカバーしてくれるんだろう』と思っていましたけど(笑)、今は守備も頑張っています」

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