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南野拓実はチームに溶け込んでいる。
クロップ監督と笑顔でハグ (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 その後、背番号18はほかの選手とともにコーナー付近に陣取るサポーターの場所に歩み寄り、拍手でサポーターの声援に応えた。

 世界屈指のサイドバックに成長したスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンは、南野がチームに溶け込み始めていると明かした。

「(タクミが先発したFAカップの)エバートン戦のプレーは本当にすばらしかった。チーム全体のパフォーマンスも優れていた。ここまで数日間しか彼と一緒に練習していないが、これからリバプールのビッグプレーヤーになっていってほしい。

 チームにスムーズにフィットしているし、1、2週間で彼の英語もよくなった。スコットランド訛りの僕よりも、彼を歓迎してくれる人はたくさんいるよ(笑)。すでにもう何年もこのチームにいるかのようだ。それは本当にいいことだと思う。加入して間もないが、苦労しているようには見えない」

 次節は、国内リーグのタイトル数で争う宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの一戦になる。

 毎回、ライバル意識むき出しの激しい試合になるが、今回ばかりは両者の間に大きな力の差がある。絶好調のリバプールに対し、確固たるプレースタイルすら見出せていないマンチェスター・Uの劣勢は明らかだ。

 この試合で、ひょっとしたら南野のプレミアリーグデビューが実現するかもしれない。リバプールが2点以上リードを奪えば、試合終盤に日本代表MFが起用されるシナリオはありえるだろう。リーグ戦でのプレミアデビューを待ちたい。

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