欧州サッカーは格差がさらに拡大。加速するビッグクラブの成長 (7ページ目)
小澤 入ってからが難しい。ただ、われわれメディアやファン、サポーターが評価する基準も入ってからどれほどのプレー、パフォーマンスを見せてくれるのかという視点に移るべきだと思います。入ることはもちろん難しいのですが、今や移籍マーケットは国籍関係なしにグローバル化していて、日本人選手でも色眼鏡なく純粋に現時点での選手のレベルや直近の活躍をチェックしたうえでクラブは査定しています。
中山 香川真司のケースに似ているところはあるんですけど、リバプールで常時試合に出場するのは簡単なことではない。ただ、プロとしてやっている以上、目の前にリバプール移籍の話があったら、そこに行かなければプロではないとは思うので、素直に今後の期待をしたいと思います。
そういえば、クロップが面白いコメントをしていました。南野の補強は「競争ではなく、違ったオプションとして迎え入れる」と。つまり南野はサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノとの競争ではなく、オプションとしての起用を考えているのではないでしょうか。
倉敷 アレックス・オックスレイド=チェンバレンのようなイメージでしょうか。香川のユナイテッド移籍のケースでは、彼を呼んだアレックス・ファーガソン監督が辞めてしまった不運がありましたけど、クロップは契約も更新しているのでその心配はなさそうです。そういう意味では、クロップの下でじっくり学びながらレベルアップしてほしいですね。
では、次回からはラウンド16を展望していきたいと思います。
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