2019.11.14

本田圭佑、五輪へあらためて意欲。
Uー22日本代表にはオランダ組多数

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 オランダ1部リーグのフィテッセに移籍が決まった本田圭佑は11月8日、アベマTVに出演して東京五輪への思いを語り、「自分ならボールをタメることができる」と主張した。

 2列目の左利きトリオ――堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)、三好康児(アントワープ)との関係性についても、「コンフリクト(利害の対立)はない。僕なら彼らを生かすことができる」と語り、共存できることをアピール。フィテッセの本拠地があるアーネム駅でインタビューを終えると、本田はタクシーに乗ってどこかへ去っていった。

フィテッセに移籍した本田圭佑も東京五輪出場を目指している 来年の東京五輪サッカー競技のベースとなるのが、U−22日本代表だ。11月17日、広島で行なわれるU-22コロンビア代表との親善試合には、A代表からも多くの選手が招集された。いよいよ強化が次の段階に入ったことを感じさせる。オランダリーグからは、堂安、板倉滉(フローニンゲン)、中山雄太(ズヴォレ)、菅原由勢(AZ)と、4人ものタレントがコロンビア戦に参戦することになった。

 本田は「オランダリーグ所属の東京五輪組」に割って入ることができるのか――。たった3人しかオーバーエイジ枠がないなか、状況は厳しいかもしれないが、チャレンジこそ彼のサッカー人生の礎だ。

「勝負事ですから、東京五輪で勝つことは保証できない。だけど、勝つためにやることは間違いない」(アベマTVでの本田)

 東京五輪出場を切望するひと回り年上の存在は、オランダリーグでプレーする若者たちにさまざまな影響を与えるだろう。

 11月8日、第13節フィテッセvsフローニンゲン。後半アディショナルタイム7分、フィテッセ最後のFKを板倉がヘッドでクリアした瞬間、主審のタイムアップの笛の音がスタジアムに鳴り響いた。フィテッセの放り込みを耐えに耐えて守り抜き、2−1で勝ちきった達成感に、フローニンゲンの選手たちは控えも含めて喜びを爆発させていた。