ロドリゴ抜擢から好転。
レアルのスタメンがようやく固まった (4ページ目)
なかでも右ウイングが激戦区となるだろう。ロドリゴがベイル、ヴィニシウス、ルーカス・バスケスと激しいポジション争いを繰り広げることになりそうだ。この中でルーカス・バスケス以外、本来は左サイドでのプレーを得意としている。しかしそこには絶対的な存在であるアザールが君臨している。
中盤については長年モドリッチ、カゼミーロ、クロースで戦い、老朽化が囁かれ、今夏ポグバやトッテナムのクリスティアン・エリクセン、アヤックスのドニー・ファン・デ・ベーグの名前が獲得候補に挙がっていた。だが、バルベルデのほか、ハメスやイスコもいるため、大きな問題はないと思われる。
このように十分な戦力を保有しているため、ジダン監督は今冬の移籍市場での補強を必要としていないと見られている。一方、戦力に入っていないマリアーノやブラヒム・ディアス、クラブやジダン監督と確執があると報じられるベイルに退団の可能性が出ている。
ジダン監督はホームのガラタサライ戦後、「我々は自分たちのやったすべてのことに満足している。6ゴールを決め、無失点に抑え、チャンスを作り、ボールを失ったあとはしっかりとプレスをかけたからね。完璧な試合を成し遂げた」と手応えを感じていた様子だった。
指揮官の言葉どおり、シーズン開幕から2カ月以上が経過し、5年で4度の欧州チャンピオンに輝いたチームは一つの形に辿り着き、昨シーズンから続く低迷期を脱したように見える。まだ何も大きな結果を残してはおらず、もう少し様子を見守る必要があるが、マドリディスタの期待は再び高まり始めている。
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