2019.11.11

ロドリゴ抜擢から好転。
レアルのスタメンがようやく固まった

  • 高橋智行●文 text by Takahashi Tomoyuki
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 シーズン開幕から2カ月以上が経過し、レアル・マドリードが現時点でのベストメンバーにようやく辿り着いている。

レアル・マドリードでゴール量産中のロドリゴ チームは、昨シーズン開幕前のクリスティアーノ・ロナウド退団以来、ずっと得点力不足が懸念されている。しかし今シーズン開幕直後、そのこと以上に90分間集中力が続かないことが大きな問題となった。リーガ開幕から、リードを奪いながらも後半集中力が切れ、失点する展開が繰り返されている。チャンピオンズリーグ(CL)3連覇のジネディーヌ・ジダン監督をもってしても、チームの立て直しがそう簡単にはいかないことが、それらの試合内容から容易に想像できた。

 CL初戦となったアウェーのパリ・サンジェルマン戦では、試合開始から精彩を欠き、0-3の惨敗を喫した。その直後の数試合は持ち直したかに見えたが、CL第2節のクラブ・ブルージュ戦はホームで2-2のドロー。リーガでは降格圏のマジョルカに敗れるなど、チームの不安定な戦いぶりが再び露呈した。

 そんな状況のなか、10月22日にアウェーで行なわれたCLグループリーグ第3節ガラタサライ戦が大きな転換期となった。

 クラブ史上初のCLグループリーグ敗退の危機が迫るなか、ジダン監督は直近の試合で積極的なプレーを見せたヴィニシウスに代え、18歳のロドリゴを初スタメンに抜擢し大きな賭けに出る。