2019.01.15

マンCから来たスペインの新星。
19歳ブラヒムはレアルを救えるか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Getty Images

 この冬、マンチェスター・シティから1700万ユーロ(約22億円)でレアル・マドリードに移籍してきたスペイン人の攻撃的MFブラヒム・ディアス(19)が、1月9日、サンティアゴ・ベルナベウでいきなりデビューを飾っている。78分、ブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールとの交代でピッチに立った。右サイドの攻撃的ポジションを任され、歓声を浴びた。

「(サンティアゴ・)ソラーリ監督からは、『いつもやっているように、楽しんでこい』と言われて送り出されたよ。ベルナベウでデビューすることができた。忘れられない日になったよ」

 試合後に語ったブラヒムは、誰ともユニフォーム交換をしていない。大切に持ち帰り、自宅に飾るのだという。まだ初々しさが残るルーキーだ。

 そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところだ。左右両足が使えて、仕掛ける技術、強度が抜群に高い。クレバーなだけでなく、即興性もあって、なおかつフィジカル能力も兼ね備え、「スペイン人選手では10代で最高の素材」とも言われる。

 ブラヒムは、開幕から不振を極めるレアル・マドリードの救世主となれるのだろうか?

ベティス戦でリーグ戦デビューを飾ったブラヒム・ディアス(レアル・マドリード) デビュー戦でのブラヒムのプレーはあくまで”お披露目”だった。入団後まだ間がなく、練習もろくにできていない。投入されたのは格下のレガニェスを相手に3-0とリードした状況で、チャンピオンズリーグでも国内リーグでもない、スペイン国王杯の終盤10分程度の出場だ。

 もっとも、ブラヒム本人は血気盛んなプレーを見せている。