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「七転び八起き」精神の岡崎慎司。
現状打破へシュート練習に明け暮れる (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 しかし、こうしたひたむきな姿勢こそが、岡崎のストロングポイントだろう。「試合に出られないのなら、自分を変えるチャンス」。そう自分に言い聞かせ、転んでも何度も起き上がって課題に取り組んできた。レスター在籍4シーズン目で最大の壁にぶち当たっているが、その壁を乗り越えようと気概に満ちているのだ。

 W杯ロシア大会以降、メンバーから外れている日本代表についても、「呼ばれればもちろん行きたいですけど、今の成績じゃ、個人的には『呼ばれるはずがない』と思う。なので、今はクラブで試合に出たい気持ちのほうが強い」と語る。12月12日にアジアアップのメンバーが発表される代表について、岡崎は言葉を続ける。

「ある意味、代表には若い選手が行くべきだと。今は若い選手がたくさん呼ばれているし、親善試合だけで試すのはもったいないと思う。公式戦でああいうサッカーができれば、(日本の若手も移籍などで)ステップアップしていくと思う。俺らも、アジアカップの後にステップアップした選手が多いので」

 そう言うと岡崎は、「(自分としては)こっそり南米選手権を狙いながら」と顔をくしゃくしゃにして笑顔を見せた。日本代表が招待を受けている来年6、7月の南米選手権(ブラジル)出場を密かに狙いながら、レスターで出番を増やしていくと闘志を燃やしていた。

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