武藤嘉紀が「夢の劇場」で宙を舞う。ニューカッスルには変化の兆し (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 それでも武藤は気を取り直し、「勝つことが一番の材料になると思いますから。それを自分の力で引き寄せられれば。フォワードは点を決めれば価値が上がるもの。この1点に満足せず、これを続けて行くことが大事」と、自らのゴールでチームを引っ張っていきたいと力を込めた。

 一方、10月に行なわれる日本代表の強化試合のメンバーからは漏れた。しかし武藤は、「試合に長い時間出ていなかったので、まったく気にしてない。『それで呼ばれても......』という感じは自分でもしている」と、ニューカッスルでの出場時間の短さから落選は仕方がないと述べた。

「とにかく今はチーム(ニューカッスル)に集中できると、いい方向にとらえないと。そうとらえて、まずはチームで。この最高のリーグにいるわけですから、ここでまたさらに成長できればと思います」と、26歳のFWはニューカッスルでさらなる飛躍を誓った。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る