柴崎岳、代表招集もヘタフェで出番なし。
リーガで戦うには何が足りない?
パナマ、ウルグアイと対戦する日本代表に招集された柴崎岳だが、ヘタフェでは3試合連続でベンチ外となっている。
10月6日に行なわれた第8節レバンテ戦(試合は0-1でレバンテが勝利)後の記者会見で、ホセ・ボルダラス監督は「柴崎のベンチ外は戦術的決断。ガクはもうチームに来て時間がたっているし、論理的に言っても、もっと多くのものを自分たちにもたらさないといけない。レベルを上げないといけない。1歩前に進まないといけない」と、その置かれた状況を厳しく説明した。
以前よりも明確に柴崎への要求をするようになったボルダラス。先日は、昨シーズンの働きが評価され、監督たちの投票による2017-18 シーズンのリーガ最優秀監督に選ばれている。
ベンチ外となった前節レバンテ戦をスタンドで観戦する柴崎岳(ヘタフェ)「日本代表に呼ばれている選手をなんで使わないんだ」と、柴崎の起用法に不満を感じるファンもいるかもしれない。だが、日本代表とヘタフェは違うチームであり、求められるものも違う。
ヘタフェのボランチには、第一に守備力と強さが求められている。ただ、それはヘタフェだけではなく、柴崎が初めてスペインの地でプレーしたテネリフェでも同じことだった。
テネリフェ時代の監督、ホセ・ルイス・マルティも、柴崎を日本代表でプレーしている中盤の底ではなく、主に左サイドで起用していた。昨シーズン、ケガを負ったバルセロナ戦の前までのヘタフェでも同じで、柴崎はFWホルヘ・モリーナの衛星上でプレー。ホルヘ・モリーナと中盤をつなぐ、守備の負担の少ないポジションだった。
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