2018.10.06

海外3年目の小林祐希。ロシアW杯は
「オレがいたら…とは考えた」

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao

オランダでの生活も3年目となる小林祐希(へーレンフェーン) photo by Kurihara Masao オランダのヘーレンフェーンで3年目のシーズンを迎えた小林祐希。過去2シーズンはほぼ不動のレギュラーとして出場を重ね、今季も開幕からスタメンに定着。ここまでリーグ戦7戦すべてに先発出場している。オフにはオランダ移籍後、初めての指揮官交代も経験したが、26歳になったMFへの信頼が揺らぐことはない。

 日本代表としてロシアW杯出場は逃したものの、オランダで確かな歩みを続ける小林に、現在のチーム状況や代表への思いについて聞いた。

――今季は3年契約の最終年。オフには移籍の噂もありました。

「いくつか話はあり、自分としてもステップアップのために移籍は視野に入れていました。ただ、チャンスはありながらも、最終的に話はうまくまとまりませんでした。そのことでイライラした時期もありましたが、シーズンが始まったいまは、ここでプレーすることに集中しています」

 昨季リーグ8位で終えたヘーレンフェーンは、オフにユルゲン・ストレッペル監督が退任。今季は新たな指揮官としてガラタサライ(トルコ)などを率いた経験のあるヤン・オルデ・リーケリンク監督を迎えた。だが、開幕戦でズウォーレに3-2で勝利して以降は、4分け2敗と苦しい戦いが続いている。

――チームは7試合で15点を挙げる一方、18失点が気になります。ここまでの戦いをどう振り返りますか。

「得点はリーグで上から6番目ですが、失点は下から2番目。点は獲るけど、それ以上に獲られるという感じです。守備の改善は必要ですが、点が獲れないよりはいい。前節のADOデンハーグ戦(9月29日、1-1)も、攻撃の形はよかったですし、ひとつ勝てれば波に乗れると思います。リーグではここ6節勝ちはないですが、チームの雰囲気はそこまで悪くないですよ」