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やや苦戦→交代で采配的中。
ジダンの「自作自演」でレアルCL3連覇 (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 だが、ベイル以外はうまくいっている。決勝戦のスタメンが2年続けて同じだと述べたが、それでいながら思いのほかチームは健康的なのだ。そこにネイマールが加わるのか否か、いまのところ定かではないが、この顔ぶれを見る限り、もう1年ぐらいはいけそうなムードが漂う。

 3連覇はCLでは初めてながら、チャンピオンズカップ時代に遡ると、1970~71、71~72、72~73を制したアヤックスと、1973~74、74~75、75~76を制したバイエルンの2チームが存在する。

 しかし、レアル・マドリードはチャンピオンズカップ草創期に1955~56から5連覇という偉業を達成しているので、ライバルはもはや自分自身になる。

 サラーを途中で欠き、そしてGKミスが2本連続するというまさに三重苦が重なれば、リバプールには、ジダンが少々、采配ミスを犯しても勝ち目はない。1-3でも大善戦。0-1から同点に追いついた瞬間は、さすがリバプールと、拍手を送りたくなったものだ。来季の捲土重来を期待したい。

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