ポーランド人記者「我々はポット1。日本に負ける姿は想像できない」 (3ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by AFP/AFLO

「ポーランドとコロンビア。ポーランドにとっては何より初戦が大事になる。セネガルに勝っていいスタートさえ切れれば、グループリーグ突破に近づく。正直、セネガルに勝てないようなら相当ガッカリする。もしかしたらポーランドにとって最も楽なゲームになるかもしれないからだ」

――セネガルやコロンビアの印象はどうですか?

「セネガルについては日本同様、あまりよく知らないんだ。例えばコロンビアならファルカオのことは誰でも知っている。でも、セネガルについては、私たちからすればまったく目に入っていなかったチームだ。

 幸運なことに、ポーランドには1974年のW杯に選手として出場したヘンリク・カスペルチャクという指導者がいて、かつてセネガル代表監督を務めていたことがあった。セネガルについては彼から情報を得ることができるだろう」

――ポーランド代表の現状はどうですか。ロシア大会でも上位進出が期待されていると思いますが。

「ポット1に入っているが、ポーランドサッカー界のレジェンドでサッカー協会会長のズビグニェフ・ボニエクは、『ポーランドの本当のランキングは15位から30位の間』とコメントしている。ポット1に入ったことで、クループリーグでブラジルやドイツといった強豪国との対戦がなくなったのはラッキーだったけど、現在のポーランドが実力以上に評価されているという事実は否定しない。

 それでも、ポーランド国民は大きな期待を胸にロシアW杯を迎えることになる。だからエースのレバンドフスキにはいい状態でW杯開幕を迎えてほしい。彼がブンデスリーガや欧州予選のようにゴールを量産することができれば、ポーランドにとってかなりの追い風になる。

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