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原口元気、スマホ禁止から復活。
代表入りは「なんともアレですけど...」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Laci Perenyia/AFLO

「その(昇格させる)ために来たので。出た試合は5戦5勝(笑)。ラッキーな部分もあるけど、少しそこはポジティブかな、気分的に」

 今は出場することだけでなく、自分のプレーでチームに貢献できることの喜びを感じているようだった。

 ゴール前での得点に絡むプレーを目指すという意味でも、現在まで1得点3アシストと、数字がついてきた。

 また、数字に残らなくても、ゴールを意識したプレー、得点に直結するプレーができている。例えばデュイスブルク戦の33分、原口は左からカットインし、GKを直撃する強烈なシュートを放った。「ボールを持ったときの感覚がいい」と言う。

 40分の先制点につながったシーンは、相手のCKをCBが大きく蹴り出したボールに原口が反応。宇佐美貴史と2人でカウンターを仕掛けた。これはうまくいかなかったが、その後、味方がこぼれ球をつないでゴールを決めた。

「ドリブル自体は調子がよかったし、あとはなにかしら形になるように......。もう少しでなりそうなシーンがいくつかあったので、それが形になってくれれば、このチームをもっと助けられると思います」

 デュイスブルク戦の後、原口は自らのコンディションをこのように語っている。

「最後のところは、もう少しコンディションが上がれば間違いなくいけると思う。やっぱり1カ月休んでいたのを取り戻すためには2~3試合はかかるかなと思うので、もう少し、かかると思います」

 ここからまた試合出場を重ねていけば、さらに調子を取り戻していけるはずだ。

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