岡崎慎司、2ゴールの次戦にスタメン落ち。不可解な扱いへの心境は? (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 会見が始まると、英国人記者から厳しい口調で質問が飛んだ。実際、筆者も取材エリアに向かう途中で英紙『デイリー・テレグラフ』のジョン・パーシー記者から、「なぜスタメンから外されたのか、今日はシンジ本人に聞かないといけないな」と声をかけられた。英国人ジャーナリストにも、岡崎のスタメン落ちは大きな疑問符のつく采配、いや、不可解な采配に映っていた。

 上記の質問に対し、指揮官は次のように答えた。

「私の考えでは、2日ごとに高いインテンシティでプレーするのは不可能だ。たとえば、シンジは前の試合でハードワークをしたので、今日の試合で起用するのは不可能だった。そして今日、デマライ(・グレイ)は試合開始からずっといいプレーをしていた。チームのために懸命に働いた。デマライにも満足しているし、前節でのシンジの働きにも満足している。3日ごとにプレーすることはできない」

 ピュエル監督の回答を聞き、また首を傾げた。果たして、本当にそうなのか。

 さっそく、選手の出場記録を調べてみた。ピュエル監督の就任以降、岡崎は9試合中3試合に先発。3試合に1回のペースで先発起用されている。

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