キャプテン翼のようだ。欧州デビューの
中島翔哉をポルトガル人が絶賛 (2ページ目)
さらに第7節では、2度の欧州制覇の実績を持つ名門・ポルトの本拠地でも輝きを放った。3点を先行された後の36分、逆襲からボックス際でパスを受けると、相手DFフェリペをかわした後、右足のアウトサイドのシュートで名手イケル・カシージャスを相手にゴール。完全に流れがポルトに傾いていたなかでの見事な一撃だった。
第5節から第8節までの4試合で3得点。しかも、そのうち2つは、ベンフィカとポルトとのアウェー戦である。欧州初挑戦の23歳の記録としては、「見事」のひと言に尽きる。
当然、現地での評価も急騰しており、多くのメディアから数々の賞賛を浴びている。『ラジオ・ラナセンサ』のレポーターは「毎試合、高いクオリティーとマジカルなスキル、傑出した決定力を見せている。キャプテン翼のような選手だ」と、日本が誇るサッカー漫画の主人公を引き合いに出した。また、『PortuGOAL.net』は、今季序盤戦で特筆すべき選手のひとりに中島を選び、「リーガで1試合に2得点を奪った初めての日本人選手。翔哉は極めて特別な才能を持っているようだ」と綴っている。
メディアだけでなく、ポルティモネンセを率いるビトール・オリベイラ監督は、「速さはもちろん、強さもあり、1対1に絶対の自信を持っている。視野も広く、パスやシュートの能力も高い」と称えている。加入からひと月ほどしか経っていないが、早くも「今季終了後の買取オプションが行使されるはずだ」という報道も流れた。
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