原口元気のバイエルン3人抜きが示す「日本人ドリブラー」の可能性 (4ページ目)
「ヨーロッパで言うドリブラーは、1対1じゃなくて、1対2で勝てる選手なんだと思います。ドイツでは1人目がバランスを崩し、2人目で完全に奪い取ってきますから。間合いやスピードが違うし、研究もされるので。ドイツでは長谷部(誠)さんとかもそうですけど、プレーヤーとして(たくさんのポジションができるなど)順応することで成長していますね」
ドイツでの3年目はボランチとしてもプレーした山田は言う。
異なる環境に適応することで、選手は殻を破るのだろう。元の日本人ドリブラーのままでは、欧州のトップリーグでは返り討ちに遭う。だが、日本人ドリブラーが通用しない、ということでもない。世界の強度に順応することができたら、何らかの形で活路は開けるはずだ。
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