全ベルギーが大絶賛。森岡亮太が再び
日本代表に呼ばれる日はいつか (3ページ目)
こうして森岡は27万5000ユーロ(約3600万円)の移籍金でベフェレンに加入することになった。この金額はクラブ史上最高額だが、「今や、はした金」と報じられている。
「森岡の未来は計り知れない。彼は欧州トップリーグでもプレーできるポテンシャルを持っている。現在、森岡はベルギーのなかで『最高の10番』。彼には1000万ユーロ(約13億円)という金額も大げさではないぐらいの価値があると聞いている。もし、そのお金を積まれたら? 断るね。私は本当に彼を売らないよ」(ハイク会長)
森岡の報道を追っていくと、ひとつ気にかかることがあった。ポーランドリーグ2季目となった昨シーズン、森岡は8ゴール9アシストというキャリアハイの結果を残した。だが、実際にはフィジカルの激しいリーグでロングボールを多用する戦術のなか、「苦しいシーズンを送っていた」とも記されているのだ。8月26日に行なわれたシント=トロイデンVVとの試合後、私は森岡本人に確かめてみた。
―― 昨季ポーランドで8ゴール9アシストを記録したとき、私は森岡選手に「キャリアハイでしたね」と言った記憶があります。しかし、ベルギーのメディアは「ポーランド2年目の森岡選手はあまりよくなかった」と書いていました。ただ、最後のほうの試合では2ゴール1アシストを決めて、ヒーローになったそうですね。昨シーズンは苦しんでいたんですか?
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