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岡崎慎司「キヨの仇をとれなかった...」。
出番なくセビージャに完敗 (2ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 セビージャがレスターを圧倒した一戦。そのことはこの夜、ベンチから試合を眺めていた岡崎も認めていた。

「2対0という結果で終わっていたら、やっぱり次にホームで試合をするのが精神的にはきつかったと思う」

 そしてレスターの背番号20番はこう続けた。

「だけどアウェーゴールを取ったことで、1対0で勝てば次に行ける。その意味では、すごく重要なゴールをチームは決めたと思う」

 試合には負けたが、アウェーゴールを決めたことで精神的に折れることなくキング・パワー・スタジアムで戦えると、ポジティブに結果を受けとめていた。しかし一方で、日本人FWはレスターとセビージャの間に、チームとしての完成度に明らかに差があったことを認めている。

 岡崎はサンパオリが今季作り上げたセビージャのサッカーについて、「やっぱり面白いですね。もちろん、僕らが前からプレスをかけていたなら、あそこまでつなげないとは思うけど、ゴール前やペナルティーエリアではチャレンジしてくるという、すごい理にかなったサッカーをしている」と、高く評価した。

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