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カンナヴァーロからチェ・ヨンスまで。
中国は「スター監督」も爆買い中 (2ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 まだ明るい未来が広がっている39歳の青年監督が、ヨーロッパから中国に活躍の場を移したことは、現在のサッカー界における中国ブランドの力強さを証明したとも言える。

 実際、これまでの中国スーパーリーグでは、マルチェロ・リッピ(現中国代表監督)やルイス・フェリペ・スコラーリ(現広州恒大監督)をはじめ、ビラス・ボアスの前に上海上港を率いていたスウェーデンの名将スベンゴラン・エリクソン、昨シーズンに短期間ながら北京国安を率いたアルベルト・ザッケローニ(元日本代表監督)と、指導者キャリアの晩年を過ごすベテラン監督が率いるのが定番だった。

 それだけに、ビラス・ボアスはその傾向に変化の兆しが現れていることの象徴でもある。しかもチームには、この冬にチェルシーから加入したブラジル代表MFオスカル、ゼニト時代の教え子でもあるブラジル代表FWフッキ、同じくブラジルのエウケソン、そして冒頭のポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョと、豪華な外国人選手も揃っている。アジア王者を狙う浦和レッズにとっては、要注意のライバルになりそうだ。

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