よみがえったモウリーニョの神通力。
マンUの連勝はどこまで続くか (4ページ目)
第16節のクリスタルパレス戦や第19節のミドルスブラ戦では、サー・アレックス時代のチームのように終盤の決勝点で勝利をもぎ取っている。ここ数年、「らしさ」が消えていたユナイテッドに、クラブ本来の勝負強さと反発力が戻った。
日曜日の相手、リバプールはチェルシーと並ぶプレミアリーグの前半戦の主役だったが、年明け後の公式戦3試合で勝利から見放されている。片時も休むことを許されないその激しいスタイルによって、選手たちが消耗しているのは明らかだ。加えて攻撃の主軸のひとり、サディオ・マネがアフリカネーションズカップに出場するためにチームを離れたのも痛い。
順位表の上では6位と2位だが、状態はホームチームが優勢と見ていいだろう。そしてモウリーニョは大一番を前に、サポーターにこう呼びかけた。
「選手も私もさらに良くなる必要があるが、サポーターも同じだ。日曜日は我々全員にとってスペシャルな試合だ。ただ劇場(オールドトラフォードの愛称は「夢の劇場」)に足を運ぶのではなく、ここで一緒に戦おう」
その言葉は、きっとファンの胸にも届いているだろう。
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