冗舌になったベッカムが語る。「最高の選手はジダンとロナウド」 (5ページ目)
「すみません、ちょっとしゃべりすぎてしまいました」
イベントが終わったあと、舞台裏のVIPルームでは南アフリカの人々がベッカムの周りに押し寄せ、一緒にスマートフォンで自撮りをしていた。
ベッカムには、スキンヘッドのイギリス人ボディガードがふたりついていた。どちらもベッカムと同じくプロフェッショナルに振る舞い、周りの自然な空気を壊さないようにしていたが、ベッカムの姿が人垣で見えなくならないようにだけ気をつけていた。
ベッカムはようやく解放された。このあとは、自分に課している最新の案件に戻るのだろう。MLS(米メジャーリーグサッカー)のクラブをマイアミにつくり、共同オーナーになるというものだ。
ベッカムはこのプロジェクトに、もう3年も関わっている。けれども、彼があきらめるとは思えない。
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