代表戦を前に明暗。香川真司はケガで欠場、酒井高徳はボランチに適応中 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「できるところは簡単にやって、守備も意識してなるべくボールにいきたかったんですけど、簡単な、『ボランチじゃないんだろうな』というようなミスがあった。少し後ろからつつかれるとか、あるいはボールがひっかかるとか。ただ、自分の中では試合ごとに少しずつ自信がつき、ボランチのあり方というのも理解できるようになってきている。

 今日はドルトムント相手でも勇気を持ってボールに触れたのがよかったかなと思う。後半は割と前にプレッシャーをかけられたし、いいところでボールを取れていたりもしたので、"よかった"とは言わないですけど、"よくなっている"という感じかな」

 気がかりなのはドルトムントの香川真司だ。酒井高徳は試合直前まで香川の不在を知らず、ハーフタイムにゴンサロ・カストロに事情を尋ねたところ「シンジはケガをしているから」と言われたという。

 先週のシャルケ戦で足首を負傷したという理由でCLスポルティング戦ではベンチに入っておらず、このハンブルガー戦も遠征メンバーに入っていなかった。日本代表への合流を前に、不安要素がまたひとつ増えた。

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