首位ユベントス撃破に沸くミランで、
本田圭佑には中国移籍説も浮上 (3ページ目)
ユベントス戦の決勝ゴールは18歳のロカテッリが決めた。彼のセリエAでの2ゴール目である。モンテッラは、プリマベーラにいたロカテッリを高く評価してトップチームに引き上げた。セリエA1年目の彼をキープレーヤーとしてこのビッグマッチで使うことにはかなり勇気が必要だったろうが、この采配がまさに当たった。
どんな楽観的なミラニスタも、ミランがこれほど好調なスタートを切るとは思っていなかったろう。ただし、喜んではいても、まだ舞い上がってはいない。セリエAにはミラン以上に武装したチームがいくつもある。この先どんな困難が待ち受けているかはわからない。
ただ、それは今シーズンではないかもしれないが、そう遠くない未来にミランがまたスクデットを争う姿を見られるのではないかという熱い期待は持っている。ほんの数カ月前には夢にも見られなかったことだ。
さて、日本の読者のみなさんは、「ではこのミランでの本田圭佑の役割は?」と思っていることだろう。その本当の答えは残念ながらモンテッラと彼のスタッフの頭の中にしかなく、我々は知りようがない。
この土曜日も、本田はスタメンには入れず、後半は他の控えの選手とともにかなり長い間ウォームアップをしていたが、とうとう監督から声はかからなかった。ただ今週はこのあと火曜日にアウェーでジェノア戦、日曜にはホームでペスカラ戦がある。タイトなスケジュールであるだけに、本田に出番が回ってくる可能性は大いにある。
3 / 4