目の前で武藤嘉紀がゴール。
宇佐美貴史が語る「焦りながら、焦らず」 (4ページ目)
あえて「目の前で武藤の得点を見て、心中穏やかでないのでは?」と質問をぶつけると、こう答えた。
「(武藤は)いい時間帯に出て、ダメ押し点を決めているわけですから。ああいう状況を自分自身ももっと(作らないといけない)。使ってもらえればやれるというか、やらないといけないとは思っています。やるべきことをどんどんやっていくだけです」
バイエルンのようなスター軍団ではないのだから、長いシーズン、いつかはチャンスが訪れる。そんなことは本人も重々わかっているが、うまくチームに入れなかったのがホッフェンハイム時代だったと言えるかもしれない。そんな前回のドイツ挑戦時とはひと味違う宇佐美の姿が垣間見えた。
現状の立場は少々異なるが、今季のこれからが楽しみなふたりである。
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