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香川真司の内面に何が?
ドルトムントで出場機会減少も余裕の対応 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AP/AFLO

「いい試合だった......というか、相手もかなり引いていたので失点はないと思ってたし、いい形で先制点がとれた。よかったと思います」

 ライプツィヒ戦の敗戦からすっかり立ち直ったチームについても余裕を持って語る。

「チャンピオンズリーグの勝ち方がよかったから、それがすごくチームに自信を与えた。あとは新加入の選手が結果を出したので。今日もああやって出た選手みんなが点を取っていて、なかなかこんな状況が2試合連続であることはない。みんなが均等に点を取ってアシストし合っているので、そういう意味では自然と雰囲気は上がっていくと思います」

 なぜこうまで落ち着いていられるのか。

 ひとつの理由は、試合に出ない原因が明らかになっていることだろう。9月の代表戦後は右足首の打撲の治療と時差を含めてコンディション調整が必要だった。レギア・ワルシャワ戦後には「監督と話し合って無理はしないということに......」と、明かしている。

 それでもこれまでの香川であれば、もっと結果を求めて苛立ちを露わにしていたように思う。「基本は毎試合、出たい」と、試合数の多いプレミアリーグでプレーしていた時でさえ語っていた。

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