2016.06.11

「目利き」のセビージャに見初められた清武弘嗣は、リーガで活躍できるか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

セビージャ(スペイン)への移籍が合意に達したと発表された清武弘嗣 日本代表MFの清武弘嗣が、ブンデスリーガのハノーファー96から、リーガエスパニョーラのセビージャへと移籍することが発表された。移籍金は650万ユーロ(約8億円)、4年契約とされ、正式な契約はメディカルチェックを終えてからになると言われる。

 とはいえ、スペイン国内では、清武についての報道が盛んに行なわれているとはとてもいえない。記事になったものも、ドイツ紙の記事を後追いしたものだった。

 実はセビージャはチーム内で「清武どころではない」混乱がしばらく続いていた。

 5月末、長年にわたってテクニカルディレクターを務めてきたモンチ(ラモン・ロドリゲス)が、突如として退団を示唆。一時はチームを離れることが決定的と報道された。しかしクラブに違約金500万ユーロを要求されたことで急転直下、セビージャにとどまることになった。その数日間、セビージャの移籍交渉はすべてストップしてしまったのである。

 なによりセビージャは監督の問題を片付けなければならない。

 ヨーロッパリーグ3連覇をもたらしたウナイ・エメリ監督の、パリSGへの移籍が内定。違約金問題をクリアしたら、正式な決定となる。クラブは当然、次期監督をリストから絞ってきており、チリ代表を率いていたホルヘ・サンパオリ、ローマやリールを率いてきたルディ・ガルシアの2人が最有力候補と言われる。