香川真司ショック、恩師クロップのリバプールにELで大逆転負け (2ページ目)
このシーズン、ドルトムントは続く準決勝ではホームでの初戦でレアル・マドリードを4−1と押さえ込み(アウェーでの第2戦は0-2)、決勝進出を果たしている。マラガ戦はチームを勢いづける結果となった。
絶望的な状況をひっくり返すという意味では、04~05シーズン、イスタンブールで行なわれたCL決勝、ミラン対リバプールの一戦も印象的だった。ミランが3−0で前半を折り返したものの、後半、リバプールは同点に追いついた。120分の激闘の末、試合はPKで決着。リバプールが見事に優勝を飾った。
それと同じことがこの日のアンフィールドで起きた。クロップは3年前のドルトムントでの経験ではなく、"イスタンブールの奇跡"について触れた。
「あの試合を観ていたけれど、ハーフタイムの時点でリバプールが反撃するなんて思いもしなかった」
この日のハーフタイム、クロップはもちろん選手にそんなことは言わなかった。
「選手たちには逆転は可能だと言った。ただ、それを実現するのは口で言うよりずっと難しい。選手は自分たちのポテンシャル、本当のポテンシャルを見せてくれた。完璧に幸せだ」
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