2016.04.15

「本田圭佑に朗報」との声。ミラン、ブロッキ監督誕生の内幕

  • カルロ・ファブリ text by Carlo Fabbri 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

ミランの新監督に就任したクリスティアン・ブロッキ(BUZZI/FOOTBALL PRESS) シニシャ・ミハイロビッチがミランの監督を解任された。

 突然の降ってわいたような解任劇のように思われているが、実のところは全然そうではない。かなり以前からシルビオ・ベルルスコーニ会長はミハイロビッチのことを快くは思っていなかった。一滴、また一滴と溜まっていった不満の雫が、ついにコップのふちから溢れ出してしまったに過ぎない。

 巷ではユベントス戦で敗れたことが引き金になったと言われているが、現在抜群の強さで突き進むユベントスにミランが勝てないことなどは、試合前から分かっていたはずだ。それよりもその前の週の、いわゆる中堅チームであるアタランタに負けてしまったことのほうが、ダメージとしては大きかったろう(ベルルスコーニを怒らせたことのひとつは、ここ8試合でミランが14ポイントをドブに捨てていることだ)。

 この試合の後、ミランはミハイロビッチの命令で、懲罰的な意味合いの濃い練習合宿に入った。世界最多のタイトル数を誇ってきたミランとしては、あまり例を見ないことだ。これらが全て相まって、もともと細かった会長と監督の絆は、とうとうプツリと切れてしまった。ただし、もし現在トップを走るユベントスをここで下していたならば、ミハイロビッチのクビはもう少しつながっていたかもしれない。しかしそんな奇跡はやはり起こらなかった。