2016.04.15

香川真司ショック、恩師クロップのリバプールにELで大逆転負け

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

ジェイムス・ミルナー(右/リバプール)と競り合う香川真司(ドルトムント) ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、リバプール対ドルトムント第2戦。悲劇は後半ロスタイムに訪れた。スコアは3-3。ドルトムントがこのまま守り抜けば、第1戦の1−1と合わせて4−4となり、アウェーゴールで上回り4強進出が決定する。

 だが、リバプールは右CKから流れたボールをジェイムス・ミルナーがセンタリング、デヤン・ロブレンが頭で叩き込んでついに逆転に成功した。

 この試合、ドルトムントは2点を先行し、1点を失ったものの追加点をあげて再び3−1とリードを広げていた。にもかかわらず、まさかの逆転負け。予選3回戦から戦ったELの長い旅も8強で終わった。アンフィールドには、歓喜に沸くリバプールサポーターの歌声がいつまでも響き渡った。

 今季半ばからリバプールを率いているユルゲン・クロップには、ドルトムントで似たような経験がある。

 12~13シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝マラガ戦。アウェーでの第1戦を0−0で折り返したホームでの試合だった。0-0以上の引き分けであればマラガが突破するという状況で、ドルトムントは先制を許し、いったんは追いつくが再びリードを許した。だがドルトムントは後半ロスタイムに2得点をあげて逆転。勝利を信じたであろうマラガの落胆ぶりは半端なく、ドルトムントはスタジアムの雰囲気も含めた総力でもぎ取った4強だった。