退場でも愛される長友佑都。ついにインテルは契約延長を検討 (3ページ目)

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega  利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 長友のインテルとの契約は2016年の6月までだが、今の長友の活躍を見て、インテルは2019年までの延長を考えている。1月にはした金で手放す気もないし、ましてや6月に移籍金0でどこかのチームにプレゼントする気はさらさらないようだ。

 そして契約更新が実行されれば長友の闘志にはさらに火がつくだろう。きっと最大の力を出してインテルのために戦ってくれるはずだ。ロッカールームでも長友の陰日なたのない頑張りと、チームのための自己犠牲の精神は高く評価され、仲間たちからも一目置かれている。それでいて誰ともフレンドリーに接し、時にはジョークで場を和ませるのだから彼が好かれない理由がない。

 先に紹介したフロジノーネ戦でのスタンディングオベーションの際、ピッチから出てくる長友をブロゾビッチがわざわざピッチサイドで待ち受けていた。そして親しみを込めたパンチを食らわしながら、長友を強くハグをしたのだ。まさに彼はインテルの一員、そう感じさせるシーンであった。

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