2015.12.02

退場でも愛される長友佑都。ついにインテルは契約延長を検討

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega  利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 セリエA上位2チームが激突したビッグマッチ、ナポリ対インテル戦で、長友佑都はまさかの退場処分となった。

 しかしロベルト・マンチーニにとって、長友の退場はあり得ないものだった。彼の言い分では「1枚目のイエローは明らかにカジェホンのシミュレーションだった」からだ。だがこの警告がインテルと長友の命運を大きく左右してしまう。1枚目のイエローから9分後、今度はサイドライン近くでナポリのMFアレンにスライディングタックル。このプレーに主審のオルサートは2枚目のイエローを出し、長友を退場処分にした。

ナポリ戦では退場処分を受けた長友佑都(photo by Getty Images) 2度目の警告だけが存在したとマンチーニは主張しているわけだが、しかしどんなに抗議しても結果は変わらない。1-0でリードされた状態で、インテルは後半すべてを10人で戦わなければならなかった。長友にとっても、徐々に調子を上げていた時だけに、この退場は残念だったに違いない。

 マンチーニはここ4試合連続して長友をスタメンに起用(ここ6試合では5試合で先発)している。それは長友が信頼に足るプレーヤーであると確信したからだ。

 長友はここ数ヵ月、これまでになくいいプレーを見せている。サイドでの守備は注意深く、チームメイトとの距離を気遣い、積極的に1対1で敵を抜き去ろうと試みる。こうした彼の懸命なプレーは監督だけでなく、インテリスタの心も取り戻した。