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ドルトムント開幕5連勝。
香川真司が語る「ふたつの攻撃パターン」 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「ボールが少し強いかなという感じはしたんですけど、駆け引きして相手のミスにつながったのかなと思います。あれは狙いどおりだったので良かったと思います」と、香川はそのシーンを振り返った。

「勝敗の分かれ道」と考えていたと明かした2点目は、今度はまったく違う、短いパスがつながった形からのゴールだった。右サイドのコーナー近くで、香川とホフマンがプレスをかけてボールを奪うと、ギンターからホフマンとつなぐ。マイナスのパスをギュンドアンが受けると、ミキタリアンへ。そして至近距離の香川はワントラップからシュート。ボールは緩くゴールに転がり、これが2点目となった。

「ワントラップした瞬間に、相手がこっち(右)から来てるのはわかったので、すぐ打たないとブロックされると思った。シュートは弱かったですけど、うまくタイミング的にずれのか、キーパーが逆を読んだのかわからないですけど。コロコロシュートにはなりましたけど、入ってよかったなというのが率直な感想です」

「相手も、プレッシャーを含めて今までとは違うチームという感触を得ていたので、すごく緊張感のある試合でした」

 そんなレバークーゼンを相手に3-0の完勝。今のところトゥヘル体制のドルトムントに隙は見られない。連勝が途切れたときのメンタルくらいしか心配な要素が見当たらないほどの快進撃である。

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