セリエ10大ニュース。世界に広まるトッティの自撮り (2ページ目)
【第9位】トッティの自撮り
今シーズンのセリエAは首都ローマが熱かった。ローマは首位のユベントスを猛追し、ラツィオも後半になって急激に追い上げてきた。ローマのダービーマッチといえば、ミラノやトリノのダービーより何倍も熱くなることで有名だが、それが2位と3位という上位でぶつかり合ったのだから、もう大変な騒ぎである。
そんな1月11日のローマダービーで珍事件が起こった。ローマの旗印トッティが自身の2点目のゴールを決めたあとに、スタッフからスマホを受け取ると、湧き上がるサポーターを背景に記念の自撮りをしたのである。このニュースはトッティが撮った写真と共に瞬(またた)くうちに世界中に広まった。
ネット上ではこの写真を使ったコラージュが大流行。優勝を祝うユベントスをバックに自撮りするトッティや、1-7でローマが負けているスコアボードと共に自撮りするトッティなど、面白画像が多数アップされた。ラツィオのロティート会長はこの行動に激怒したようだが、その他のサッカー関係者からは概(おおむ)ね好意的に受け取られている。しかし一番喜んでいたのはアップル社かもしれない。なにしろタダでiPhone6の宣伝をしてもらったようなものだ。その経済効果は500万ユーロ(約7億円)とも言われている。
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